こんにちは、みどりです。
ここからやっと本題です♪( ´▽`) 2作品観てきました。
映画自体の内容や結末についても書いています。ご承知おきください。
①牯嶺街少年殺人事件
とても重い雰囲気で、且つとても長い映画でした(3時間56分)。でも見てよかったと思います!
あらすじや作品紹介は以下のページがわかりやすいです。
公式HP: 『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』公式サイト
感想レビューサイト:牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件あらすじネタバレと感想!ラスト結末も
まず、この映画はある程度予習が必要だと思いました←
というのも
・登場人物は同じような制服や髪型で慣れるまでちょっと区別しにくい
・同じ人物を本名で呼んだりあだ名で呼んだりして重要な用語の意味がわかりにくい
・場面がどんどん変わるが、それぞれにつながりがあるのか一見わかりにくい
・わたしは台湾についての恥ずかしながら基礎知識がなくどういう背景で描かれた映画なのかよくわかっていなかった
色々書いてしまいましたが、悪口ではないです!
自然な描写であることと、字幕だけではわからないことが多いため、より楽しむために誰がどういう名前か、どういう時代背景かとかは見ておくと良いと思いました。
私は色々把握するまでにそれなりにかかりました。。
全体的に(物理的に)暗いシーンが多く、主人公の小四が懐中電灯で色々なものを照らすシーンが何度も出てきます。
暗い世の中を照らそうとする小さな光のように感じられました。
小四は恋心を抱いていた小明に「僕だけはずっと離れずそばにいる」とか「守ってあげる」みたいなことを言うんですよね。
でも小明はその度にそっけない態度をとり、最終的には「私を変える?変わらないわ、この社会と同じように」と言い放ち、小四に刺し殺されてしまいます。
純粋すぎる小四と全てを諦めた小明の大きな違いが、懐中電灯では照らしきれない闇というか、自分の努力ではどうにもならない当時の社会と繋がっているように感じました。
また、小明は同級生や医師など多くの男性と恋仲になっていたように描かれています。
そしてその誰もが小明の心を理解しきれなかったのだなあと思います。小明はぱっと見地味でどこにでもいそうな女の子で、それがまたリアルでした。
私は当時の台湾のことについては不勉強でしたが、この映画では本省人と外省人の対立よりも、外省人の中の経済的もしくは社会的地位の格差を描いているように見えました。
まとまらない感想になってしまいましたが、この映画は殺人事件自体よりも、そうなるまでの経緯が描かれたもので、当時の台湾の社会や生活を知るきっかけになりました。大変心に残る映画でした。
②幽玄道士 キョンシーズ1
こちらは牯嶺街少年殺人事件とは打って変わって、ただただ笑える映画でした!
深く考えずに楽しめました♪( ´▽`)
関連HP:幽幻道士&来来!キョンシーズ【30周年特設サイト】
実はキョンシーって一体何者なのかよくわかっていなかったのですが、この映画によると、キョンシーとは出稼ぎ先で亡くなった人を故郷へ返すために呪術で動けるようにしたものということでした。
道士がお札で制御したキョンシーを故郷へ連れて行くのですが、お札が外れると凶暴な吸血鬼になってしまいます。
なぜ故郷へ返すという目的なのに、凶暴な吸血鬼にしてしまったのでしょうか。。
テンテンや大道芸の少年たちもとても可愛らしかったのですが、ちょこちょこ登場するベビーキョンシーがとても可愛かったです。誰の敵でも味方でもなくて突然登場するキャラクターです。
ベビーキョンシーが登場するシーンではいつも鳩ぽっぽ(みたいな)メロディーの歌が流れます!
歌詞と意味は下の通りだと思います。
爸 爸 爸(パパ パパ パパ)
我爱爸爸(パパ大好き)
我是爸爸的乖宝宝(僕はパパの良い子だよ)
爸爸你喜 妈妈的心肝 乖宝宝(パパが好きな ママの愛しい 良い子だよ)
キョンシーが頭蓋骨を並べてピンにしてボウリングをするシーンがあるんですよ。その時点でだいぶ突っ込みどころ満載なんですが、それをベビーキョンシーが「パパ抱っこ〜」と言いながら邪魔するところが本当に可愛かったですね〜♪( ´▽`)
キョンシーズは他にもシリーズの作品があるので、ほかも見てみたいです。
次は映画祭の後のお買い物と食事について書きます。
ではでは再见〜!