こんにちは、みどりです。
先々月Linuxの認定資格Lpic level1に合格しましたので、試験勉強方法などを紹介します。ブログにするのがだいぶ遅くなっちゃいました…
試験の概要とかそんなんもう知ってるわ!って方は対策までスクロールしてね😙
①前提
・これから紹介する方法はLinuxのスキルを上げる方法というよりも、ただ試験に受かるための方法です😂
・私はlinuxの経験はほぼなかったのですが、unix環境でバッチ処理の運行管理などを少々やったことがあるので、コマンド打鍵に対する抵抗や苦手意識はそこまでないです。
・試験勉強前に知っていたコマンド: ls,cd,mkdir,pwd,rm,rmdir,chmodくらい。
②Lpicとは?
私の説明よりWikipedia見たほうが早そう笑
まとめるとこんな感じ!
・Linux Professional Institute(LPI) が運営するLinux技術者の認定資格。
・ベンダー・メーカーに依存しない「中立」な資格である。
・「世界規模」で実施されており、「世界最大」のLinux認定資格である。
・LPICはレベル1~レベル3までの3段階の認定が提供されている。
私が受けたlevel1は、101・102という2つの試験に受かって始めて資格認定となります。順番は特に関係なくて、とにかく両方受かればOK!片方受かってから5年以内という条件だけある。
似たような資格でLinucというものもあるけど、これは試験を運営する2つの団体でお家騒動があったため、試験も2つにわかれたということらしい。
このサイトの内容がわかりやすかったです⬇︎
LPICとLinucの関係調べたのでできる限り中立にメモ - Qiita
Lpicの大元であるLPIが運営するのがLpicで、日本における代理店であるLPI Japanが運営するのがLinucということ。求められる知識はおおよそ似ているけど、資格としては別物です。
私は日本代理店の資格より、大元の資格とったらいいかなぁくらいの感覚で特に何も考えずLpicを選びました。
③申し込み方法
先ずは申し込まなきゃ始まらない!
ここから申し込みできます!
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/LPI.aspx
受験料はカード決済でした。
また、この資格はテストセンターで任意のタイミングで受けられるので、とにかく申し込んで期限を設定することが大事です。しかも受験料は2つの試験を合わせて30,000円を超えてくるので、無駄にはできませんね泣
申し込みの時には名前を英語で登録するのですが、当日持参する身分証明書と完全に一致しなければならないので注意してくださいね!
ちなみに試験会場では写真付きの身分証明書が2つ必要になるので、私は免許証とパスポートを持参しました。
④対策
お待たせしました、いよいよ対策です!
期間:2週間
2週間で101、102共に合格できました!
試験は二回に分けて受けました。1週間勉強して週末に受験するのを2回行いました。
参考書:1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版
こちらの本はLinux初心者向けのため、普段から業務で使っている人なら必要ないかもしれません。私もすでに知っている内容もありましたが、体系的に勉強するのは初めてだったので復習も兼ねて買ってみました。基本的なコマンドとオプションについて勉強できます!
私はこの本を参考にしながら並行して問題集を解いていました。
この本の内容がわかる=合格というレベルではないですが、入門書としてはおススメです!
問題集:Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集
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問題集はこれしか使わなかったですが、なんとか合格できました!もちろん責任は取れませんが…
本番の試験で、ほぼ全く同じ問題も結構出ました。
あとは、解説が丁寧なのでしっかり読み込めば正解だけでなく、その周辺知識も付くのがいいところだと思いました。
コマンドのオプションについても記載があったので、覚えるようにしました。
業務でコマンドを使ってもオプションまで網羅して覚えている人はなかなかいないんじゃないでしょうか。この試験はほんとに暗記暗記暗記でした!
結構これ解説に書いてあったやつだ!という試験問題もありました。
私個人の感触としては、とりあえず正解だけ丸暗記というやり方だとギリギリ合格できるかできないか微妙かもしれません。解説含め、問題集全体をよく読むことが大切だと思います。
各問題には重要度が三段階で表示されており、101と102それぞれに模擬試験問題があります。
この一冊に絞るからには全て解けるようにするのが一番ですが、模擬試験問題は特に本番の試験に近いかな?という感じでした。
間違えたところは繰り返し解き、なるべく理解しました。分かりづらかったものについてもとりあえず正解を暗記しました。
選択問題は問題集を読むだけでいいと思いますが、コマンド入力問題は実際に書く練習が必要だと思います。意外と読んで確認するだけだと正確に覚えられないので。
よくLpic対策で聞くping-tも登録したのですが、2〜3問といてやめちゃいました…問題数がとても充実してるし、問題のレベルや自分の正解履歴を見られるのもとても良いと思います。
でも短時間でやるにはどこから手をつけるか迷ってしまったので、リスキーでしたが問題集一冊に絞りました。
問題集とping-t両方ともできればもちろん一番良いと思います。
⑤試験当日
試験会場に着いたら本人確認書類を示して荷物を全て預け試験ブースへ入ります。
各試験共通:
・試験時間は90分60問
6割程度正解で合格
・選択問題と記述問題がある
記述問題はコマンドやパスを記入する
・試験画面には残り時間が表示されるので、安心
・正解か不安な問題や、問題にはフラグをつけることができ、最終問題を解き終わると回答済み、未回答、見直し予定のといった回答ステータス一覧が表示される。適宜見直しに使える
・回答終了すると、その場で合否とスコアが表示される
101試験:
こちらの試験は問題集を解説箇所含め読み込んだので、時に時間を気にしなくても30分ほどで全て回答できました。
6割正解は自信があったので、余裕を持って見直しできました。
3〜4回見直しをして、15分ほど余りましたが終了なのしました。
コマンド入力問題は全体の2割程度だったと思います。
102試験:
こちらは、101合格できて調子に乗ったため勉強時間は少し少なかったです😂
102は101に比べて丸暗記よりも多少考えるところがあるイメージなので、正解にたどり着くまでの過程をよく理解したほうがいいと思いました。
一応全て正解できるようにしたが、解説まではそこまで読み込めてない状況で受けました。ギリギリ合格しましたが、試験中はかなりヒヤヒヤしました。特にコマンド入力問題は全然自信なかったです…
時間一杯見直ししましたが全然自信がなく、ギリギリ合格でした。
スコアはこんな感じです!
101試験 630点
102試験 540点
どちらの試験ももいい点数で合格したとは言えないかもしれませんが、ひとまず合格できてよかったです…!
⑥最後に
Lpic level1はとにかく沢山のコマンドやオプションの機能を正しく暗記することが大事でした。
なので初心者でもきちんと時間をかけて対策をとれば合格しやすい試験だと思いました。
私はトータルの勉強時間は30時間弱くらいでした!
また、資格試験は合格しても業務に役立たないなんて話もよく聞きますよね…でもLpicに関して言えば、試験合格後にアプリケーションのインストールやアップグレード、環境変数の設定などを実践する機会があったので、取得してよかったと思っています。
私は業務スキルを試すために試験を受けたのではなく、それとは真逆の試験丸暗記からの業務で実践という流れでしたが、勉強したことを発揮できたため合格した意味を感じることができました!
この記事は飽くまで私個人の感想ですが、少しでもお役に立てたらうれしいです!
ではでは〜再见!