こんにちは、みどりです。
アルメニア1日目はタクシーをチャーターして教会めぐりをしました!
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トビリシから寝台列車でエレバンに到着し、 まずは共和国広場近くのホテルへ荷物を置きに行きました。
早朝の広場は噴水も止まっていて静かです。
目次
①Northern Avenueをぶらつく
共和国広場付近からカスケードコンプレックス方向に伸びるNorthern Avenueは飲食店やSIMカードのショップがあります。地下もお土産屋さんなどがたくさんあります。
このVIVA MTSというお店でSIMカードを購入しました。
エレバンに無事ついてSIMカードを入手できたところでホッと一息。
エレバンは至るところに水飲み場がありました。日本のように蛇口をひねるのではなく常に水が出っぱなしです!大盤振る舞いです!
ワサビという日本料理屋さん?
ブラブラして共和国広場まで帰ってきました。
(写真は自分が乗ったものではないですが)共和国広場付近にはこういう貸し切りタクシーがたくさん止まっています。
私は25000ドラム(5000円程度)で10時から7時間以上走ってもらえました!
値段は交渉次第なのでもう少し粘ることもできるのかな…?
今回の教会巡りは公共交通機関よりタクシーのほうが要領が良さそうだったのでタクシーにしました。
エチミアジンの教会群もズヴァルトノツの遺跡も世界遺産です😊
②エチミアジンの教会群
②-1 聖フリプシメ教会
618年に建てられた教会です。アルメニアはキリスト教を国教に指定した最古の国なのですが、キリスト国教化以前にキリスト教を信仰していた聖フリプシメが祀られている場所です。
聖フリプシメはキリスト教を弾圧していたローマ帝国のディオクレティアヌス帝との結婚を拒んでアルメニアに逃れたのち、殉教してしまいました。その後聖フリプシメの殺害を命じたアルメニア国王は重い病気にかかってしまい、妹からもキリスト教を国教にするよう忠告を受けたことから、キリスト教を国教にして聖フリプシメを祀るためにこの教会を建てたのでした。
日本でも菅原道真の祟りで疫病が流行したなんて言われていますが、すごいタイミングですよね。当時の人が大聖堂「祟り」を信じてしまうのもわかります。
これはハチュカルという十字架の碑で、アルメニアの教会に沢山あります。運転手さん曰く、お墓であったりお祈りに使われたりするんだとか。
赤い絨毯と絵画がなんとも荘厳な雰囲気です。
十字架
花が生けられています。
②-2 エチミアジン大聖堂
エチミアジン大聖堂はアルメニア最大の大聖堂です。私は大聖堂の中や宝物館を見ることができなかったですが、それでも一見の価値ありです!宝物館にはノアの方舟の破片やロンギヌスの槍があるので、やっぱり行ってみたかったけど(泣)
入り口の十字架がかっこいいです。
大きなハチュカル、新しそう。
肝心の大聖堂は工事中でした。もう何年も工事中らしい。
聖堂の中には入れませんでしたが、入り口だけでもとてもきれいです。
天井が特に凝ってました!
ここには宝物館があって(エヴァンゲリオンでもおなじみの)ロンギヌスの槍を見ることができるそうで、とても楽しみにしていたのですが休館日でした…悲しい…
月曜日休館だと思っていたのですが、私が行った日(水曜日)もやっていませんでした。
敷地がとても広く、大聖堂の建物以外にもいろんな建物があって歩いて回りました。聖職者の方々がたくさん歩いていて、私にとっては新鮮な光景でした。
大聖堂の周りの庭もとても綺麗です!
ハチュカルご紹介タイム①
ハチュカルご紹介タイム②
②-3 聖ガヤネ教会
7世紀に建てられた教会で、殉教者聖ガヤネが祀られています。
視界が開けていて気持ちいいところでした。
入り口の古そうな絵
中は結構広くて、外から日光が差して明るいです。
私個人的にはこの聖ガヤネ教会はとても穏やかな気持ちになる場所でした。
③ズヴァルトノツ古代遺跡
今回は教会巡りでしたが遺跡も見ることができました!7世紀中期ごろにできた大聖堂です。
ズヴァルトノツは天使という意味です。
崩れ落ちてしまってるところも多いです。
元々は大きな大聖堂があったのですが、地震で倒壊してしまい、今は一階部分だけが残っている状態らしいです。
柱一つ一つの模様がとても細かいですね。
倒壊してから再建されなかったことは残念ですが、この状態もまたとても見応えがあります。
運転手さんに何が書いてあるか聞いてみましたが、「アルメニアのアルファベットだけど、古い言葉だから全くわからない😌」とのことでした。まぁ私も和歌の意味とかわからないので、お互いそんなもんですね😂
ここには博物館もあるので、倒壊前の様子や大聖堂の歴史についても知ることができます。
④ガルニ神殿
ズヴァルトノツからの移動は快晴で気持ち良かったです!高台を登っていきます。
ガルニ神殿はエレバンから30キロほど離れたところにあります。
キリスト教以前の唯一の遺跡らしいで、ヘレニズム建築の建物です。
この一つ一つの石像にはどんな意味があるんだろう…?
山々に囲まれた神殿!迫力がありますね〜!
17世紀に地震で倒壊し、現在あるものは1970年代に再建されたものです。
神殿を見るのは初めてだったので結構テンション上がりました!
⑤ゲガルド修道院
ゲガルド修道院はガルニ神殿から6キロほど離れたところにあり、13世紀に建てられた修道院です。
なんとここ、キリストの脇腹を突いたロンギヌスの槍の一部が見つかった場所なんです!現在実物はエチミアジン大聖堂の宝物館にあり、私は見られなかったのですが、元々ここにあったということがわかってなんだか嬉しかったです。
ハチュカルがずらりと並んでいます。
崖に挟まれた石造りの教会。
今日見てきた教会の中で一番重厚感のある雰囲気です。
周辺に洞窟がたくさんあることから、洞窟修道院なんて言われているらしいのですが、この教会自体も洞窟というか秘境のような雰囲気が出ていますね。
実はここにもロンギヌスの槍のモチーフのドアが!
石の壁に十字架と細かい模様が刻み込まれています。当時の人たちはどれほど苦労して作ったのでしょうか…すごすぎます!
このあと、タクシーでエレバンへ帰りました。
17:30にはエレバンについていたので、1日あればこのくらい回れるということが伝われば嬉しいです!
エチミアジン大聖堂•ズヴァルトノツ古代遺跡と、ガルニ神殿•ゲガルド修道院はエレバンからの方向が全然違うので、公共交通機関で回るならどちらか片方回るので精一杯なのかなと思います。
前述の通り、アルメニアはキリスト教を国教化した世界初の国ということで、沢山の教会を見て回ることができて良かったです!
次回は翌日訪れたホルヴィラップ修道院です!
ではでは再见〜!