こんにちは、みどりです。
今回はエレバンから40キロほど北にあるホルヴィラップ修道院(Khor Virab)へ行ってきた様子をご紹介します!
ホルヴィラップ修道院自体も見応えがあるのですが、そこから見えるアララト山がとても美しいです。
★前回の記事はこちら:【アルメニア】タクシーチャーターで教会巡りの1日(エチミアジン大聖堂•ズヴァルトノツ•ガルニ神殿•ゲガルド修道院) - びっくり小籠包のゆるゆる日記
★今回の旅行のまとめ:コーカサス旅行2019 カテゴリーの記事一覧 - びっくり小籠包のゆるゆる日記
目次
①ホルヴィラップへバスで行ってみよう!
前日の教会めぐりはタクシーをチャーターしたのですが、「公共交通機関も使ってみたい」という謎のこだわりからバスでホルヴィラップへ向かいました。
色々ブログを見ていると、エレバン鉄道駅近くのバスターミナルから午前9時にホルヴィラップ修道院の近くまで行くバスが出ているとのこと。
エレバン駅のバスターミナルはこちらです。
この写真の逆側です。
8:50くらいにバスターミナルに着くと「Khor Virab」と書かれたバスが止まっていました!
これが目印っぽいです。
バスの中はこんな感じ。多少シートの布が剥がれかかっていたけど、広くて快適です。
このバスが本当にホルヴィラップへ行くかよくわからず心配だったので、運転手さんにアララト山の写真を見せて確認して料金350ドラムを払いました。
画像を見せて確認するだけでなく、ホルヴィラップで降りたいですよ!というアピールにもなりました。
というのも、このバスはホルヴィラップ行きではないので、ぼーっと終点まで乗っていると違うところに着いてしまいます。運転手さんに自分の目的地を一応伝えておき、地図アプリで場所を確認しながら乗るのが良いです。
45分ほどでホルヴィラップへ行く分かれ道に到着するので降ります。アルメニアのバスは明確にバス停があるわけではないようで、タクシーのように手を上げて止めたり、適宜降りたいところで運転手さんに声をかけて降りるようです。
私もここで降りればホルヴィラップいけるよね?と運転手さんに確認してバスを降りました。
バスを降りて1キロほど歩きます。車に乗らないかと声をかけてくれる人もいるのですが、私はのんびり歩きたかったので歩きました。
可愛い木の実。食べられるのかなぁ。
②ホルヴィラップ修道院の見学
つきました!大きめのハチュカルがお出迎え。
修道院のある丘を登っていくと来た道がよく見えます。
そこら中にハチュカルがあります。アゼルバイジャンやジョージアでは見かけなかったのでアルメニア特有の文化みたいですね。
修道院はツアー客や修学旅行っぽい団体でかなり混み合っていました。
積み重なっているレンガの色がバラバラなので、古くから遺っている部分と新しく建て替えた部分に分かれているのかな…?
この建物の隣の建物の中に入ると地下に続く階段があります。真っ暗でかなり怖いし狭いです…みんなスマホの懐中電灯をつけて降りてました。
ここはアルメニアでキリスト教の布教を行っていた聖グリゴールが13年も幽閉されていた場所なんだとか!
フラッシュ撮影したから明るいだけで本当はかなり暗いです。
狭いし太陽の光も入らないし、こんなところに13年もいてよく生きていられたなという感想です。。
山脈と青い空と草原の色合いが美しいですね。
修道院の建物から近くの丘へ移動します。
みんなこの国旗を撮影したり、
上からのアングルで修道院を撮影していました。遮るものがなく田畑が続いているので開放感がすごい。
そしてここからはアララト山がよく見えます!一人旅だったのでカメラをセットして写りを確認して、また撮っての繰り返しでした笑
アララト山はコニャックの名前にもなっているように、アルメニアの象徴ですよね。
でも現在アララト山はトルコの領地です。こんなに近くに見えるのに、なんとも複雑な気持ちになります。
③エレバンへ戻る
帰りのバスは11時過ぎころにあるらしいのですが、のんびりしていたら出発が遅れてしまいました。
このあたりの売店の人にバスターミナルの場所を聞いても「この辺にはないよ、エレバン駅まで5000ドラムでどう?」とほぼ全員に言われます笑
みんな売店をやりながらタクシー運転手でもあるみたいですね。
だいぶ離れているがバスターミナルがあると他のブログで読んだのでブラブラ歩き出しました。
修道院とアララト山。
どこを見ても畑!のどかです。
途中でぶどうを一杯に詰んだトラックを発見!ワインにするのかな〜なんて見ていたらなんと一房分けてくれました!!優しすぎます!
ホテルに戻って食べてみたのですが、とっても美味しかったです!
日本の果物は甘さに重点を置いて品種改良されているイメージですが、もらったぶどうは甘み・酸味・渋みがぎゅっと凝縮されてとても濃い味でした。
袋を持たない私はぶどうを片手に持ったまま歩いていたのですが、ご夫婦が「乗っていきな〜」と声をかけてくれたので恐る恐る乗ることにしました。
ご主人が「日本人は賢いよね〜」とお世辞というか話題づくりで言ってくれたので、「そうかな〜普通だよ〜」と言いたくてнормальноと返したのですが…
нормальноはロシア語の先生曰く(良い寄りの)まぁまぁの意味合いなので、自慢ぽくなってたなと気づきました😅
それから直に持っていたぶどうを見て、袋もくれました!あなたが神ですか!
しばらく車で移動して、バスターミナルに着きました。
奥さんが私のことを心配してかバスに一緒に乗ってくれました!いくら払うかとか全部運転手さんに話してくれて感謝感謝。
日本人は相当珍しいらしく、周りの乗客も「やくざ!やくざ!」などと言って盛り上げてくれました(?)
バスに一時間ほど乗ってエレバンに戻ってこられました。
色々お世話になったので、お礼したいと伝えたところ「1000ドラムでいいよ!(満面の笑み)」と奥さん。
ぶどうもいる?と聞いてみましたが、「せっかくもらったんだから自分で食べな〜」的な雰囲気だったので1000ドラムをお渡しして別れました。
ほとんど会話が成り立たなかったけど、なんとなく楽しい時間を過ごすことができたし無事に帰ってこられたし、素敵な方に出会えてよかったです😇
美しい修道院とアララト山を見ることができて心が洗われました。
半日あればエレバンから往復できるので、おすすめです!
ではでは再见〜!